東京都美術館「マティス展」
東京都美術館で開催されている「マティス展」に行ってきました。
熱中症予防のため完全予約制での入場でしたが、朝から多くの人で賑わっていました。
東京都美術館は1975年に竣工されました。設計は前川国男です。
建築はアプローチから各展示室、レストランフロアが上野公園との連続性を意識して計画されており、建物の半分以上が地下に埋まっているにも関わらず開放的な印象でした。
全体のインテリアや空間構成についても、今から約50年前に建てられたとはとても思えないほど現代的でした。
今回のマティス展は初期から晩年の大作まで見ることができます。
時代とともに画風がどんどん変わっていき、画家として名が知れ渡ったあとでも、新しい表現を探求し続けていたそうです。
本展示会で初めて知ったことは、マティスの作品のなかでとくに有名な「ジャスシリーズ」が病気によって身体を自由に動かせなくなってから制作されていたことです。
勢いのある作品のため、全盛期に制作したものだと勝手に思っていましたが、実際には絵が描けなくなったため筆以外の表現として切り絵を始めたそうです。
今回の展示会ではグッズも充実しており、多くの人が爆買いしていました。
わたしも周りに負けじとたくさん買ってしまったので、本当に気を付けないといけないと反省しています。